好きな食べ物と依存
食欲には仕組みがあります。あなたの内分泌系と神経系が互いに協力し合って調節しているのです。食事が充分にとれたと内分泌系が判断することで、食欲は収まります。内分泌系は、体に必要なカロリー量を正確に知っているためです。
しかし予測よりもカロリー値が高いにもかかわらず栄養値が低い食品を食べると、内分泌腺は自動的に反応し、消化器管を過剰に刺激するのです。そして、消化器官はこの刺激をもっと食べるように命令されているものと勘違いしてしまうのです。ホルモン分泌の増加によって、食べすぎ、肥満、疲労感の悪循環が形成されてしまいます。
食欲を抑える一つの方法は、自分が好んで食べる食物を消化するために必要な酵素を多く摂取することです。例えば甘いものを好んで食べる人であれば、アミラーゼを多く摂取することでその食欲を抑えることができます。
個別に体質に合った方法を探ることは必要ですが、だれにも共通して言えることがあります。糖や脂肪が多く含まれるデザート類の摂取は控えめにすることです。なぜなら、大量摂取された糖や脂肪は、どれだけ酵素が頑張っても消化しきれないためです。酵素は魔法の薬ではなく、正常に消化するためのものだからです。
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