がん細胞と酵素
がん細胞は、正常な細胞分裂を阻害します。傷ついた細胞や異常な細胞というのは、他の細胞から栄養を奪い取るのです。
今この瞬間にもがん細胞になり得る細胞が、10万から30万の単位で存在しています。これは特殊なことではなく、誰にでもありうることなのです。
消化不良や栄養吸収の不良により、体内に食物の残滓物が溜まってそれが毒素化します。どのようながんでも、このように腐敗・発酵した残渣物が認められます。
普通の細胞は酸素のある状態で分裂を繰り返しますが、がん細胞は酸素のない状態でも分裂を繰り返します。がん細胞は腐敗や発酵した環境が居心地の良い環境なのです。つまり、未消化の食物ががん細胞を呼び込むのです。
体内でこのような状態になると、体は助けを求める信号を発し、酵素はそれを取り除きます。私たちが健康でバランスの取れた体内の状態であるときには、前がん細胞を除去することができます。
しかし、食生活、ストレス、喫煙などにより体内のバランスが崩れると、それらの免疫機能は働きにくくなってしまいます。がんになり得る異形細胞は、糊のようなタンパク繊維の膜で自分を包み込み、他の細胞よりも10倍以上の厚みとなり破壊されにくくなるのです。
しかし酵素は、この間がん細胞の防御壁であるタンパク繊維をはがすことができるのです。しかし、これに立ち向かうにはそれだけの酵素の量が必要となります。
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