閉経とエストロゲン
更年期とも言われますが、閉経とは女性の月経のサイクルが衰え次第にゆっくりと終結していく過程のことを指します。これに伴って卵巣の機能が停止します。卵巣が加齢により卵巣の機能やエストロゲンの生産機能が衰えるという自然な現象です。
更年期の徴候は月経の変化によってわかりますが、その他にもエストロゲンの減少によって体内には変化が起こります。卵管、子宮、頸部、膣はどれも縮小します。平均的に言って50歳の前後に閉経は起こりますが、7割以上の女性は40代のうちからその変化が始まっています。
更年期には個人差があり、大半はそのまま過ごしますが、15%ほどの女性は体調不良を訴えます。また、以前からの病気や症状が悪化する可能性があります。精神的な面では、疲労感、不眠、集中力の低下などが起こります。
しかしながら、人生の3分の1はそこから始まるのです。更年期は決して病気そのものや敵ではないことを改めて知っておくといいでしょう。卵巣の衰えによって減少したエストロゲンを補充するために、様々な薬剤(合成エストロゲン)を使う人がいます。しかしそれらの方法は危険な副作用も報告されています。
現在でも様々なそのような女性の老化を食い止める商品が販売されていますが、それらが体内にどのような影響をもたらすのか、慎重に見極める必要があります。
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