胃にアプローチする方法~胃のバイパス手術についてのお話
胃を作り変える?!胃のバイパス手術の方法とは
「胃を作り変える方法」とさえも言えてしまいそうな手術に、「胃のバイパス手術」というものがあります。耳にしたことがある、という人もいるのではないでしょうか。
ただ、この「胃のバイパス手術」については、「聞いたことはあるけれども、実際にはどのような仕組になっているのかわからない」という人も多いはずです。今回は、胃のバイパス手術の詳細についてみていきましょう。
ちなみに、胃のバイパス手術は、「腹腔鏡下ルーワイ胃バイパス手術」とも呼ばれます。
胃のバイパス手術で最初に行われるのは、「胃を分割する」ということです。そして、小さく分けられた部分に、小腸を接続します。さらに、胆汁などの流れを滞らせないようにするために、もう一本、小腸をつなぎます。
このように、胃のバイパス手術というのは、「胃を小さな袋にわけて」「小腸とつなげる」という、非常に特徴的な手術になるのです。
胃のバイパス手術の持ちうるメリットとは
胃のバイパス手術の場合、一人ひとりにあった調整が可能です。小腸の長さを調整することによって、「栄養が入ってきたときに、それをどのように、どの程度吸収するか」をコントロールすることができるのです。
また、この方法の場合、胃に入ってくる食物の量を減らすのと同時に、消化―吸収の効率を落とす、ということもできます。しかも、胃の形自体が小さくなっているのですから、満腹感も覚えやすくなります。
1年後~14年後まで、「超過体重のうち、60%~77%の減量に成功した」という実績や、「肥満がもととなる病気のうち、9割がよくなった」というような実績をもっています。
このように、さまざまなメリットを持っている胃のバイパス手術は、現在、アメリカにおけるダイエット手術として非常にメジャーであり、多くの人に選ばれています。歴史も長く、安心して受けることができます。
胃のバイパス手術のデメリットについて
胃のバイパス手術は、「吸収をおさえる」という手術です。そのため、一部の栄養素が足りなくなる可能性が高く、これらの栄養を補給する必要がでてきます。
また、後遺症として、嘔吐や消化器官の障害などが起きることもあります。
さらに、内視鏡検査など、一部の検査が受けられなくなるというデメリットもあります。
もしあなたが、胃のバイパス手術の受けたいと思うのであれば、これらのリスクは知っておく必要があるでしょう。
参考
四谷メディカルキューブ
この記事へのコメントはありません。