外食はダイエットに良いのか悪いのかを考える
「外食はダイエットの敵」と言われるけれど……
「食事で行うダイエット」を考えるとき、必ずピックアップされるが、「外食」です。
一般的に、このような形のダイエットの場合、「外食は基本的にはするべきではない」という論調になります。これにはとてもわかりやすくて、そして正しい理由があります。
外食、特にファーストフードやファミリーレストラン、あるいはお弁当のようなものは、「多くの人がおいしく感じられるように」「最大公約数の口にあうように」と作られています。
そして、このような考え方である以上、「揚げ物」「砂糖などを使ったもの」が多く出回るのは、ごく当然のことです。いろいろな異論はあるかと思いますが、基本的には、「カロリーはうまみ」です。
また、からあげなどが明確に「嫌い」とする人はあまりおらず、結果的に油や砂糖を使った商品が増えます。また油で揚げる、という調理方法の場合、短時間で食材に火を通すことができるため、調理時間を節約できるというメリットがあります。
これらは「素早く食べたい」「早く食べたい」と考えるニーズと、完全に一致しているのです。
このようなことから、安価な外食というのは基本的にはカロリーが高くなりますし、また高いお店、高級なお店の場合、そもそも「カロリーは度外視して」、「いかにおいしいものを作るか」ということにのみ、焦点をあてることになります。
結果的に、「外食はダイエットに向かない」ということになるのです。
現在は、ニーズにあわせてさまざまな表示方法が登場している
ただ、現在では、「食に対するニーズ」も変わってきています。そしてそのなかで、大きなパーセンテージを占めるのが、「その食品はどのようなカロリーがあるか」です。
2015年1月現在、カロリーの表記は義務化されておらず、完全に任意ではあります。しかしファミリーレストランやファーストフードの一部では、積極的にカロリーを表記しています。
もしあなたが、まだダイエットを始めたばかりで、かつ料理がそれほど得意ではない、ということであれば、外食を利用するのは、一つの賢い選択肢と言えます。
自分自身でカロリーを計算する必要がなく、一目でカロリーがわかるように表記されているからです。
このようなことから、「外食がダイエットの敵である」というよりも、「カロリーが分からない外食がダイエットの敵になる」と考える方が的確であると言えます。
もし、カロリー表記がないお店で食べることになったのなら、揚げ物を避けるようにしましょう。また、サラダなどを一緒に食べると効果的です。
ちなみに、上では、「2015年1月現在、カロリーの表記は義務化されていない」としましたが、2015年6月からは、これは義務化されるそうです。ますます、ダイエッターに優しい世の中になっていきそうですね。
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