無酸素運動もダイエットに効果を示す!
有酸素運動と無酸素運動の違いについて
「女性のダイエット」というと、有酸素運動が取り上げられがちです。確かに有酸素運動は非常に効果的なものです。誰であっても取り組めますし、運動量が激しくないため筋肉がない人であっても行えます。
無酸素運動というのは、有酸素運動とは違い、非常に短期間の間に激しい動きをすることを言います。無酸素運動という名前の通り、呼吸をしたとしても、その酸素が血管に吸収されません。
ちなみに、無酸素運動の代表例としては、短距離走、ウエイトリフティングなどがあげられます。一時に大きな負荷があるものを言います。
無酸素運動の優れた点とは
無酸素運動の優れた点というのは、いくつかあります。
まず短時間で大量のカロリーを消費できます。また筋力をつけやすく男性にも向いています。筋肉をつけやすいため、筋肉の絶対量が増え、筋肉質な体を作りやすいというメリットがあります。
同じ体重で、有酸素運動をしている人と無酸素運動をしている人を比較した場合、有酸素運動をしている人はやせてみえ、無酸素運動をしている人は筋肉がついて引き締まっているように見えます。
そして筋肉がつくと基礎代謝といって生命活動を維持するために最低限かかるカロリーが増えますので、太りにくい体になるのです。
筋肉が1キロ増えると基礎代謝量は13kcal増えるといいます。つまり筋肉1キロ増やすと何もしないでも13kcal余計にカロリーを燃やしてくれるのです。
(参考:国立健康・栄養研究所)
無酸素運動のデメリット
無酸素運動は非常に激しい運動であるため、長時間、連続して行うことは非常に難しいです。
また、ぜんそくや高血圧などを持っている人の場合、無酸素運動によって血圧の変動などが起こるため、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
このため、持病を持っている人の場合は、一度医師に相談する方がよいでしょう。また無酸素運動の場合、脂肪の燃焼はほとんど期待できません。
無酸素運動か有酸素運動か
あなたが、「筋肉をつけて筋肉質な体を作りたい」「効率よく基礎代謝を高めたい」と考えるのであれば、無酸素運動がよいでしょう。
「脂肪を落としたい」「無理をせずにダイエットをやっていきたい」と考えるのであれば、有酸素運動の方が向いています。
上でも触れましたが、この2つは、どちらか片方が優れ、どちらか片方が劣っている、というものではありません。
自分がどのようなボディを作りたいか、どちらがライフスタイルに組み込みやすいか、ということで選んでいくのがよいでしょう。
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