アルコールはダイエットにどう作用するのか?
突然ですが、私は酒飲みです。大酒のみというわけではありませんが、週に1~2回はコンスタントにお酒を飲みます。飲む量はだいたい、500ミリリットルのカンチューハイ(アルコール度数9パーセント)か、ワインを2分の1瓶ほどです。
この量は、一般的に言われる「適量」の範囲ではあります。しかし、アルコールはダイエットに対して作用するのも事実。
今回は、自戒の意味もこめて、「アルコールとダイエットの関係」についてみていきましょう。
アルコールを飲んでダイエットになる人、ならない人
アルコールを飲んでダイエットになる、という意見と、アルコールを飲むと太る、という意見は、両方とも正解していると言えます。
というのは、「飲み方」がそれぞれ違うからです。
まずは、「アルコールを飲むことでダイエットになる人」から考えていきましょう。
アルコールを飲んでダイエットになる人というのは、基本的には、「お酒を飲むと炭水化物を食べなくなる」「お酒でおなかがいっぱいになってしまい、それほど食べられなくなる」という人です。
お酒を飲んでいると、炭水化物(ご飯やパンなど)が甘ったるく感じて、箸が進まなくなる、という経験をしたことのある人もいるのではないでしょうか。炭水化物というのは、非常にカロリーの高いものです。そのため、これを意図せずに避けることによって、結果的に摂取カロリーが少なくなる、ということはよくあります。
また、居酒屋などではなく家で飲む人の場合、「酔っ払ったらなーんにもしたくない。料理作るのも面倒だし、そもそも冷蔵庫からものを取り出す気力すらわかない」というタイプもいるはず。このようなケースですと、初めに用意するつまみの量を少なくすることによって、カロリーダウンが可能なわけです。
また、「お酒を飲むとつまみはほとんどいらん!」という人もこっちにあてはまります。
アルコールには食欲を増進する効果も
実のところ、アルコールのカロリーというのは、それほど高くはありません。そのため、上記のような楽しみ方をしていた場合、「逆にやせてしまった」という人もいるのです。
しかしもしあなたが、「アルコールを飲むことによって食欲が増す」というタイプならば注意が必要です。
アルコールには食欲を増進する効果があります。また、アルコールを摂取すると、普段食べていないような油ものや塩辛いものなどがほしくなるケースも多いです。
こうなると、総合摂取カロリーは非常に高くなります。あと、個人的な意見ではありますが、酔いが回ると、満腹中枢が振り切れるような感じがしますね……。翌朝胃が持たれるような量でも、平気で食べられてしまいます。
このようなケースの場合、「栄養価的にはむしろ問題があるのに、カロリーだけとりすぎてしまう」ということが起こりえます。こういう形でお酒を飲んでいる人は、注意が必要です。
ちなみに私は、もちろん後者の方にあてはまります……。平日の夕食3日分くらいのカロリーを、酒を飲んだ1食で摂取しているような気がします……。
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