加圧式トレーニングのメリットとデメリット、注意点
「加圧式トレーニング」とは、「加圧トレーニング」とも表記されるものです。
筋肉をつけたいと考える人に愛されているトレーニング方法であるこの加圧式トレーニングは、現在「ダイエット目的」としても使われるようになりました。
加圧式トレーニングとは何か、そしてそのメリットやデメリットについてみていきましょう。加圧式トレーニングというのは専用のバンドで腕や足などをしばり、その状態で行うトレーニングです。
こうすると当然、血流は悪くなります。これによって「疲労物質」である乳酸が大量にたまるようになりますが、体はそれをどうにかしようと考え、たくさんの成長ホルモンを放出することになります。
この結果として、効率のよいトレーニングが可能になる、と考えられているのです。
加圧式トレーニングのメリットとは
上記で述べたように、加圧式トレーニングは、加圧していないときと比べると、効率のよい運動方法だと言えます。
そのためトレーニングの時間が短くても、十分な効果を上げることができます。加えて、それほど強い運動でなかったとしても効果が得られるため、体力的に「激しい運動ができない」という人でも、効果的に運動ができるのです。
実際、私の知人でグラップリング(総合格闘技)をやっている人たちの間では、比較的メジャーなトレーニング方法として取り上げられており、実際にカリキュラムのなかに組み込まれている、と聞きました。
加圧式トレーニングのデメリットとは
反面、加圧式トレーニングにはデメリットもあります。
人工的に血流を妨げるわけですから、めまいやしびれのような副作用を引き起こす可能性があるのです。また、血圧があがるので、高血圧などを患っている人には厳禁です。
加えて、加圧式トレーニングの場合、まだそれほど研究が進んでいるトレーニング方法ではない、ということもあり、有用性を疑問視する人もいます。
加圧式トレーニングの注意点
専門家の間でも、加圧式トレーニングの有用性とデメリットについては見解が分かれている、というのが本当のところです。ただ、それゆえに加圧式トレーニングを行う場合は、きちんとした手順で行うことが必要となります。
現在はネット通販などでも加圧式トレーニングに使うベルトが販売されています。
しかしながら加圧式トレーニングの場合、上記で述べたように、デメリットもあるものです。
このため一度も指導を受けていない状態で、軽々に購入、自己流で自宅で行うのは危険極まりない行動ですから避けるべきです。まずはトレーニングジムに足を運びましょう。
また加圧式トレーニングのバンドはかなり高額です。だからといって、包帯や一般的なゴムバンドなどを使って行うこともやめましょう。思いがけない事故につながりかねません。
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