魚はダイエットの強い味方になる!低カロリーのメインディッシュを作ろう
魚は肉に比べてローカロリー
「きちんと食べて痩せていく」ということを考える上で、「魚」は、「野菜」と同じくらい重要なキーワードだと言えます。これはなぜかというと、一般的に、魚は肉に比べてカロリーが少なくカロリー節制に役立つからです。
また、「いくらダイエットをしているからといって、まったくメイン食材なしでダイエット食をやっていくのは厳しい」「野菜ばっかりの生活にいいかげん飽きてきた……」と考える人にとっても、魚は強い味方になります。
「メインの一皿」「主菜」があるだけで、食卓はとても華やぎますし、「食べた!」という感覚があるでしょう。
このように、「ローカロリーで、かつ満足感のある食事」を考える上では、「魚」はさけて通ることのできない、非常に重要なアイテムなのです。
魚のもう一つのメリット、「骨」が活きる?!
また、魚には肉とは違う大きなメリットがあります。それが、「骨があって食べづらい」ということです。
「これのどこがメリットなの?!小骨がうっとうしいし、いちいち骨を取り除くのは面倒くさい!」
「上手に骨を外せないから、魚は苦手なんだけど……」
「きれいに食べることができなくて、人と一緒の食事のときには躊躇してしまう……」
「忙しいから、何かをしながら食べることが多い。そんなとき、魚の骨は邪魔」
と考える人も多いと思います。
でも、ダイエットに関して言えば、この「面倒さ」こそが大きなメリットになるのです。
精神科医の言うところによれば、「食べることにひと手間をかけること」は、ひいては「食べ過ぎないこと」につながり、ダイエットを効率よく進めるための味方となるということです。
たとえば、目の前に、すでにできあがったサンドイッチがあれば、ついつい手を伸ばしてしまう人も、「パンを買ってきて、ハムを買ってきて、パンの耳を切り落として、バターを塗って、それからしばらくおいて……あっ、レタス買い忘れた……」ということになれば、多くの場合、「まぁおなかもあんまり減っていないからいいや」とあきらめてしまうでしょう。
このような「面倒さ」は、意外なほど大きく、人の心を支配しています。
また、人間の満腹中枢が刺激されるのは、食べ始めて20分程度してからだと言われています。
そのため、簡単に「食べられてしまう」肉などの場合、20分をまたずに食べきってしまう可能性があります。そうすると、「まだおなかが一杯になっていないから」と、ついついおかわりをしてしまう可能性があります。
しかしながら、「骨をとる」という「面倒な」工程を経ることになる魚の場合、必然的に食べる時間が長くなるため、満腹中枢が刺激されるまでの時間を稼ぐことが可能なのです。このため、「おかわり」の防止もできるのです。
意外や意外?!カロリーの高い魚もある!
さて、ここからは、逆に魚に対する注意点を述べていきましょう。
上では、「魚は比較的カロリーが低い」としましたが、なかには、肉以上のカロリーを持つものがあります。
代表的なのは、「サンマ」。
青魚は体にもいいし、ローカロリーなイメージもあるかと思いますが、サンマ100グラム当たりのカロリーは、なんと300キロカロリー前後。焼いた場合は299キロカロリー、生の場合は310キロカロリーと、刺身のほうがカロリーが高いことも覚えておいてください。
ただ、「魚100グラムってどれくらい?」と思う人も多いかと思います。
サンマの場合、一般的な大きさのもので、だいたい150グラム~200グラム程度です。仮に150グラムだと仮定すると、焼いた状態でも250キロカロリー近く、生だと325キロカロリーと驚きのハイカロリーです!
これはひき肉のカロリーをも上回る数字なんですね。
一般的に、あぶらがのった旬の魚はカロリーが高くなりがちです。もちろん、これらをしっかり自覚した上で計算して食べるのならば問題はありませんが、「魚はローカロリーだから」と思い込んで、「魚だから大丈夫だろう」と考えて料理をするのは危険かも。
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