ダイエットと飲み物(ジュース、コーヒー、お茶、水)の意外な関係
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気づかずカロリーを摂っているかも?!飲み物に潜むワナ
ダイエットをしよう、というとき、私達は、ついつい「食べ物」のことだけに目を向けてしまいがちです。
しかしながら、実は「飲み物」がダイエットを阻害している、という可能性もあります。その点についてみていきましょう。
ダイエットのときには甘いものを我慢している、という人も多いかと思います。しかし、「飲み物」についてはどうでしょうか。
朝ご飯などのときにオレンジジュースを飲む、という人も多いのではないでしょうか。しかしこのオレンジジュース、実は200ccで約80~100キロカロリーもあるという、なかなかカロリーの高いものです。
また、甘いジュースよりもなんとなくカロリーが低いようなイメージのあるスポーツドリンクですが、これも200ccで30キロカロリー~70キロカロリーと、かなりのハイカロリーです。
またスポーツドリンクは、「どこの会社の商品か」によっても変わってくるので、気になる人は調べてみるとよいでしょう。
コーヒーはカロリーが低い、というイメージがあるけれど……
さて、「それならコーヒーならいいだろう!」と考える人もいるかもしれません。
たしかに、コーヒー自体は非常にローカロリーです。200cc(コーヒーカップ約1杯分)でも8キロカロリーほどしかありませんから、ほとんど無視をしてしまってもよい量だと思います。
ただ、このカロリー、あくまで、「ブラックのときのカロリー」にすぎません。
同じ分量のコーヒーであっても、ミルクをいれれば20キロカロリーになりますし、砂糖をシュガースティック1本ほどをいれれば30キロカロリーを超えますし、両方とも入れる場合は40キロカロリーを超えます!
ちなみに、予想外に強烈なのが、「カフェオレ」。これは牛乳を使うため、1杯あたり80キロカロリー近くと、オレンジジュースとほぼ同じくらいのカロリーになります。どうしても、というときは、低脂肪乳などを使った方がよさそう。
このように、コーヒー(紅茶もですが)は、「何をいれるか、どのように飲むか」によって、カロリーが大きく変動することをお忘れなく。
水とダイエットの関係について
それでは、どのような飲み物がダイエットに効果があるのでしょうか。
実は、水によってダイエットができる、ということが、学会で発表されました。これはアメリカの研究者が出したものであり、食事の前にコップ2杯程度の水を飲むことによって、食事の摂取カロリーが抑えられた、とするものです。
・「水を飲むと満腹感があるのでその効果ではないか」
・「学会に出されただけなので、まだ確実なものではない」
と、専門家のなかには慎重な意見を述べる人もいますが、無理なくできる、ということで、一度試してみても悪くはないかもしれません。
一方、「水を飲むことによってデトックスができる」という説がよく言われていますが、これに関しては科学的根拠が乏しく、現状ではそれを明確に裏付けるものはない、と考えるのが自然なようです。
ただ、水はカロリーがありませんから、上記であげた「ジュース」「コーヒー」のかわりに水を飲むのはいいかもしれませんね。
お茶とダイエット、本当に効果はあるのか?
上では「水」をとりあげましたが、「お茶」についても見ていきましょう。
「ダイエットに効くお茶」というのがたくさん打ち出されていますが、その「理由」はさまざまです。利尿効果をあげるものもあれば、カフェインなどを取り上げるものもあります。
緑茶などにはカフェインが含まれていますが、これが脂肪の代謝に対し、有効に働くというのには科学的根拠があると言われています。そのため、この角度からなら、お茶は「ダイエットに効く」と言えるでしょう。
一方、利尿作用に関しては、確かにお茶には利尿作用はあるものの、ダイエットに対して永続的な効果をあげる、ということにはなりません。
尿として水分を排出してしまえば、確かにその分体重は減りますが、これはあくまで一時的なものであり、またすぐに戻ってしまいます。「水を飲んでも太る」とも言われますが、これとは逆のことも起こるのです。
水もお茶もそのほかの飲み物も、劇的にダイエットに効く、という確証や根拠はありません。しかしながら自分自身の「飲み物生活」を見なおすことで、意識なくとっていたカロリーを減らし、ダイエットに寄与することはできる、と言えるでしょう。
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