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胃の切除手術による物理的なプローチ方法を知りたい

外科的な手術が必要となる「胃の縮小手術」

私の叔父は、胃がとても小さいです。昔胃がんをやったときに、少なくない部分を切除したからです。彼は今も元気なのですが、当時は「ほとんどものが食べられなくなった」と言っていたことを、今でも覚えています。

このように、病気などによって、胃を切除することはありうることです。あなたの周りにも、同じように手術した人がいるかもしれません。

しかし、この「胃の切除手術」は、ときどき、「病気への対策」としてではなく、「ダイエット目的」で行われることがあります。

外科定期な手術が必要となる、この「胃の切除手術」についてみていきましょう。

物理的に食事量を減らすことができる

胃の切除手術は、胃の大部分を切除することにより、「入ってくることができる食事の量」を減らす、というものです。「スリーブ切除術」「腹腔鏡下袖状胃切除術」などのような呼び方で呼ばれます。

胃の下の部分を大きく取り除くことによって、食事の量を減らします。

胃の大きさは小さくはなるものの、食事は今までと同じように消化されますし、受けた後も、内視鏡などの件さは通常通りに行うことができます。

この方法の場合、特に「短い期間での効果」「すぐにわかる効果」を実感しやすいとも言われており、一つの方法としてよく取り上げられています。

胃の切除手術には当然デメリットもある!

胃の切除手術には、デメリットもあります。

まず、当たり前の話ですが、この胃の切除手術は不可逆性の手術です。

胃を物理的に取り除くわけですから、あとで「もとに戻したい」と考えても、決して戻すことはできません。

このため、「後戻りのできない」手術である、と言えるのです。手術に踏み切るときには、この点を十二分に考慮しなければなりません。

また、今までと同じような食べ方をしていると、嘔吐感に襲われることもあります。というのも、食物が通ることのできる部分が細くなっているからです。

もう一つのデメリットとしては、胃の切除手術は、「切ってしまえば終わり」というものではない、ということです。上でもあげましたが、胃の切除手術の場合、「消化・吸収」のメカニズムは、今までとまったく変わることがありません。

そのため、確かに「一度に大量に食べる」ということはできなくなりますが、「胃におさめられる程度の量の食物を、何回かにわけて細かく食べる」ということであれば、ふつうに食べることができますし、吸収もされてしまうのです。

つまり、「一度に食べられる量は少なくなるが、回数を増やせば、際限なくカロリーをとりつづけられてしまう」ということになるのです。

参考
病的肥満症と減量手術
減量手術の術式


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