外科手術で行うダイエット方法~脂肪融解について
「ラクをして痩せたい」というのは、多くの人が思うことです。私自身もそう思います。
とはいっても、多くの場合、外科手術などに頼ることなく、運動や食事療法を組み合わせてダイエットを行うと思います。そしてこれは、「持続性」「お金」という観点からみたとき、間違いなく正しい方法です。
ただ、「ボディメイクをしたい」「理想の体になりたい」「結婚式が3か月後なので、それまでに何とかしたい」と考える人にとっては、外科手術も視野に入ってくるでしょう。
ここでは、そんななかから、「脂肪融解」という方法について取り上げます。
脂肪融解とは何か
脂肪融解手術というのは、その名前の通り、脂肪を溶かしてしまうダイエット方法のことを指します。多くの場合、注射、もしくはレーザーの照射という方法によって行われます。
脂肪融解注射の場合、生活習慣病の一つである脂質異常症(高脂血症)の治療方法に使われていた薬剤を、脂肪に打ち込みます。
これによって、脂肪細胞を溶かします。
脂肪融解レーザーの場合、脂肪にレーザーをあてて、脂肪を溶かします。溶かされた脂肪は、汗や尿と一緒に排出されます。この方法は麻酔をかけて行われることが多いようです。
脂肪融解のメリットとは
脂肪融解手術の場合、注射とレーザー、どちらを選ぶにしても、「脂肪に対して、直接的に働きかける」ということが可能です。そのため、脂肪吸引などと同じように、必ず効果を示します。
「ダイエットをしているけれどうまくいかない」
「胸の脂肪だけが落ちて、太ももや二の腕は太いまま」
というような悩みを抱えた人に最適でしょう。
また、脂肪融解の場合、脂肪吸引とは違い、「やったその場で落ちる」というものではありません。
徐々に効力を示していくため、自然に脂肪を落とすことができます。注射の場合は1~2か月ほどかけて徐々に効いてきますので、「あの人、脂肪吸引やったのかな?」「急に細くなったよね?」という形で、周りから気づかれる可能性も極めて低いと言えます。また、施術にかかる時間が短いこともメリットのうちの一つです。
脂肪融解の注意点について
ただ、脂肪融解には注意点もあります。脂肪融解は、基本的には、広範囲の施術はそれほど得意とはしていません。
もちろん、おなかなどにもある程度の効果は示しますが、基本的には、二の腕などのような「細い部位」に対しての方が有用である、と言われています。この「対象部位」に関しては、病院によって違いもあるので、事前に問い合わせておくとよいでしょう。
いずれの場合であっても、脂肪融解に「注射」「レーザー」を使うことができるのは、病院(クリニック)だけの特権です。エステサロンなどでも、「ラジオ波などによる脂肪融解」という単語を使っているところもありますが、確実性と安全性を求めるなら、病院に行った方がよいでしょう。
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