部位別ダイエットは可能、不可能?先生に聞いてみた!
「部位別ダイエット」というのは、女性ならば誰もが憧れる響きなのではないでしょうか。
- 「胸は落としたくないけど、おなかまわりだけを落としたい」
- 「ヒップラインはそのままで、足だけを細くしたい」
- 「二の腕のたぷたぷだけをどうにかしたい」
こんな思いを抱えている人は多いはず。
そこでここでは、「部位別ダイエットは可能か不可能か?」をテーマに、ボディメイクやダイエットのプランニングも行っている知り合いの格闘技の先生に話を聞いてみました。
カロリーダウンの取捨選択はできない
人間はカロリーを落とす時、「この部位から落とす」ということは取捨選択はできません。
全体の体重(カロリー)が落ちていくわけであって、「この部分だけ」を選ぶことはできないのです。そのため、ぜい肉を落とす部位を選ぶ、と言う形での部位別ダイエットはできない、と考えられています。
筋肉をつける、というボディメイク
しかし、と先生は語ります。「その部位を鍛えることによって筋肉をつけ、その部分を細く見せることはできる。
ぜい肉よりも筋肉は引き締まって見えるから。ぜい肉を筋肉に変える、という方法を、一般的に『部位別ダイエット』と呼ぶのであれば、そういう形で『部位別ダイエット』をすることはできます」
筋肉をつけて足や腕を細く見せることは可能なのです。いわゆる「運動による部位別ダイエット」というのは、これを指すことが多いようです。ぜい肉をダウンすること自体はできなくても、ぜい肉を筋肉に変換し、スマートな体つきにすることはできるのですね。
「ちなみに、一部のボディビルダーなどにあるのですが、上半身だけを鍛えて筋肉をものすごくつけ、下半身はまったく運動しない、という方法で、相対的に下半身がやせているように見せる方法もありますが、外見上の問題として、これはおすすめできません。
全身の運動をしつつ、痩せたい部位の筋トレを重点的に行う方がよいでしょう」とも語ってくれました。
コルセットやサラシは効果があるのか?
ちょっと気になるのが、コルセットやサラシの意味です。一部分を締め付けることによって部位別ダイエットをする、というもの。これについても聞いてみました。
「うーん……かつての西欧文化のように極端でかつ日常的に行えば、ほかの部位にぜい肉を移動させる、という形で効果は表れると思いますが……。
ただ、健康的な形ではありませんし、あまりおすすめはしませんね。また、運動するときだけコルセットを使ったりサラシを巻いたりして発汗作用を促す、というのは、ほとんど意味はありませんよ。気休め程度です」とのこと。
部位別ダイエットに、コルセットなどは大きな意味を持たないようです。
究極のボディメイクについて
「まぁ、部位別ダイエットは時間がかかります。筋肉をつけなきゃいけませんから。
こういうことを言っちゃうと全否定になるんですけど、本当に、『ここのぜい肉だけを落としたい』『筋肉をつけないで、部分的にぜい肉だけを落としたい』ということであれば、本当は美容外科手術が一番かたくて確実なんですよ。
ただ、健康的に落としたい、ということであれば、やっぱり全身運動+個別箇所の運動をおすすめします。運動を日常的に行うことは、単純な体重コントロールだけでなく、健康面――――それこそ心身ともに――――に気を配る、という意味でも良いですしね」というのが、先生の弁でした。
まとめとして言えることは、
・部位別ダイエットは不可能ではないけれど、「筋肉をつけないでぜい肉だけを落とす」というのは、美容外科手術に頼らないと難しい ・やせたい部位を集中的に鍛えることで、筋肉をつけてスレンダーに見せられる ・コルセットやサラシで発汗作用を促す、というのは、一般的なダイエットにおいては顕著な効果を出しはしない |
ということになります。
参考にしてくださいね!
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