手軽にできるダイエット食のススメ
「ダイエットを作りたい」と考えたとしても、料理初心者さんにはなかなか難しいのも事実。
そこでここでは、フードアナリストとフードコーディネーターの資格を持ち、実際に「食べるダイエット」をしてきた私が、ものすごく簡単な、「ダイエット食の基本」を紹介します。
かなり乱暴でおおざっぱな意見ではありますが、何よりも大切なのは、難しい理屈など考えず、まずは試すこと。そのため、難しい理屈などは一切なしにして、とにかく簡単な方法をお教えします。
迷ったら鶏肉を食べておけば間違いない!
まずは、主菜である「肉の選び方」から考えましょう。といっても、個別のカロリーの話などをし始めると、ものすごく長くなります。そこでここでは、とってもシンプルな話をしましょう。
「迷ったらとにかく鶏肉を選べ」
これにつきます。
鶏肉というのは、ほかのお肉に比べて、カロリーが控えめです。100グラムで200キロカロリー程度です。鶏むね肉も鶏もも肉も、実はカロリーはそれほどかわりません。
そしてこのときのポイントとして、「皮は全部はぐ」というものがあります。こうすると、カロリーは半分程度になります。100グラムで100キロカロリー程度です。
現在は、一口大に切ったお肉などもありますが、「皮をはぐ」ということを考えれば、切られていないものの方がよいでしょう。
ちなみに、鶏肉は健康にもよいです。ガンを予防する方法として、「1週間に食べる肉の量を制限する」というものがありますが、鶏肉はこれの対象になっていません。
調理方法は、「蒸す」と「ゆでる」で大丈夫
さて、お次は調理方法をみていきましょう。
基本は、「蒸す」か「ゆでる」です。この方法を守っておけば間違いありません。揚げたり炒めたりするときとは違い、この方法なら、油がいりません。食材のカロリーだけですみます。
特に「ゆでる」という方法は、簡単な上に、ダシなどを使うことによってうまみを添加することができるので大変オススメです。
「蒸す」の方ですが、「料理とかまったくやったことないよ……」という人の場合、家に蒸し器などはまずないでしょう。器に適当に食材を入れて鍋におき水を張り、加熱して蒸すのがオススメです。実は、難しいイメージのある茶碗蒸しなどもこれで作れます。
それも怖い、という人は、シリコンスチーマーなどを利用するとよいでしょう。これに切った食材を入れ、レンジでチンすれば、それだけで蒸し料理ができます。
調味料などは、ポン酢をかければ、たいてい何でもおいしくなるので、この方法をとればOKです。シオを振るのもあり。
とにかくやってみよう、ダイエット食づくりのススメ
このような「調理方法」というのは、一般的な「ダイエット食」からみれば、異端かもしれません。
しかしながら、このような、「何にも考えないで、かつ包丁を持つことにもあまり慣れていなくて、おまけにものすごく忙しい人でもできる方法」というのを把握しておくことは、確実にダイエットに役立ちます。
「ダイエット食なんて難しそう」「ふつうの料理も作れないのに、ダイエット食なんて」と物怖じしている人に、はっきりとお伝えします。
味やレシピのレパートリーなんて、後からいくらでも思いつきます。とりあえずは、「肉を食べるなら鶏肉」「皮をはぐ」「調理方法はゆでるか蒸すか」という基本を押さえておきましょう。
気にならないのなら、「アクをとる」などの工程も後回しでOKです。調味料も、思いつかないならポン酢とシオがあれば大丈夫。
とりあえず、「やってみよう」ととりかかることが何よりも大切です。
この記事へのコメントはありません。